漢方薬と婦人病について
ここでは婦人病と漢方薬についてお話ししたいと思います。
漢方は、病気の治療というより、体質そのものを改善してゆくように考えられています。
西洋医学のような即効性はありませんが、優しく、少しずつ、確実に、あなたの体を良い方へ導いてくれます。
今では、漢方専門のお店以外でも、簡単に漢方薬が手に入るようになりましたが、やはり、漢方の専門家と相談しながら購入するほうが良いでしょう。
漢方でいう「於血」とは、血液の流れが滞った「血流障害」のこといで、婦人病と深く関わっていると言われています。
「於血」の状態をなくすことが、婦人病の改善につながってゆくと考えられていますので、婦人病に多い「子宮筋腫」と「子宮内膜症」を例にしてお話ししていきたいと思います。
女性特有の器官である「子宮」は、洋ナシのような形をした袋状の器官で、長さは8cm程ですが、子宮の筋肉は非常によく伸びますので、妊娠すると最大30cm以上まで大きくなります。
上部3分の2を「子宮体部」、下部3分の1を「子宮頸部」といい、内部は子宮内膜という膜で覆われています。
婦人病の中でも最も多い「子宮筋腫」は、子宮の筋肉層の中にある細胞が異常増殖してできる良性の腫瘍で、特に30~40代の女性に多いようです。
「子宮筋腫」の形状は、大小さまざまであり、腫瘍の数も、1つの場合もあれば複数できることもあります。
「子宮筋腫」にはエストロゲン(女性ホルモン)が深く関わっていて、ごく小さな腫瘍も含めると、女性の半分に出来ると言われています。
婦人病としては「子宮内膜症」も知られていますが、これらの婦人病に対して、漢方では基本的に「血流障害である」と考えられています。
血流を正常にする漢方薬としては「冠元顆粒」が使われますが、漢方では、ホルモンバランスの乱れも婦人病の原因の一つと考えられています。
ホルモンバランスを維持するのが「腎」であり、「腎」を整える働きのある「八味地黄丸」や「瓊玉膏」などを処方します。
ほかにも、生理痛を改善する漢方薬もあります。
漢方では、薬ばかりに頼らずに、基本的な生活習慣を見直すことも考えるべきである、としています。
常日頃から「冷え」ないように気をつけたり、体が冷えるような野菜や果物ばかり食べないように注意しましょう。
漢方薬で、じっくりと体を治してゆくのも良いですね。
あせらず、気長に続けるようにしましょう。
漢方薬を飲み続けながら、自分の生活習慣もあらためて見直してみましょう。
意外と、「冷え」の原因になるようなことがあるのに、気がついていないのかもしれません。
また、夏が旬の野菜や果物には、体を冷やす働きがありますから、食べすぎに注意してくださいね。
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2009年04月17日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |
カテゴリ: 婦人病
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